気鋭のライターが気になるゲームを語る。今回は、発売元・インティ・クリエイツ、開発元・Mechanical Head StudiosによるNintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4用ソフト『サイバーシャドウ』をご紹介しよう。担当は、すべてのゲームに刀武器がほしいというトニオ國崎。
闘え――最後まで
近未来世界を舞台に、忍者と人工生命体との闘いを描いたニンジャアクション。ステージクリアー型の構成やレトロなグラフィック、シンプル操作かつシビアな仕掛けなど、1980年代のアクションゲームへのリスペクトを感じる。抜群のカッコよさを誇る“サイバーパンク×ニンジャ”のビジュアルに惹かれた人に、ぜひおすすめしたい一作だ。
▼シャドウ
▼プロジェン博士
■かつての仲間が牙を剥く
『サイバーシャドウ』ニンテンドーeショップサイト 『サイバーシャドウ』PS Storeサイト目覚めた場所は荒廃した世界
物語の舞台は、人造人間の活動により人々の暮らしが発展した未来世界。忍者として街の平和を守る主人公・シャドウは、ある日メカシティの大崩落に巻き込まれてしまい、機械の体となり蘇った。
目覚めた彼が目にしたのは、まわりが廃墟と化した変わり果てた世界で、人造人間の発明者であるプロジェン博士と人造兵士による暴走によって、世界は危機的な状況に陥っていた。敵に捕まってしまった忍者一門の仲間たちを救うため、シャドウは終末世界での闘いに身を投じる。カットシーンによるドラマパートもあり、ハードな世界観がストーリーを盛り上げる。
■残された時間はあとわずか……
8bit テイストで描かれるメカシティ
基本の操作は、ジャンプと刀攻撃といったシンプルな構成であり、廃墟や研究所、工場など美麗なドット絵で描かれたいくつものステージが登場。手ごわい敵とクセのあるトラップで難所は多いが、スムーズなチェックポイント制により遊びやすく、乗り越えたときの爽快感がたまらない。ステージ進行もテンポがよく、高難度ながらも「もう1回!」と、つい再挑戦したくなる絶妙なバランス調整も魅力のひとつだ。
■ステージを縦横無尽に駆け巡る
■世界は人工生命体に支配された
失われた力を取り戻せ!!
目覚めたばかりのシャドウは力を失っており、ボスを倒して仲間を助けると新たな技を受け継ぐことができる。手裏剣や壁に張り付くといった忍者らしいアクションから、敵の攻撃を跳ね返すパリィなどスタイリッシュな技まで揃っている。
進行に合わせてアクションの幅が広がるうえ、ステージ内にも新技を活かすべきポイントが多数登場。どういう風に攻略していくかプレイヤーを楽しませる工夫が凝らされている。
すべての力を取り戻したシャドウは、目にも止まらぬ速さで廃墟を駆け、敵の大群を斬り裂く! 理想のニンジャアクションが見られるぞ。
■レトロスタイルな2D アクション
■その速さ、まさに神速
サイバーシャドウ
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4
- メーカー:インティ・クリエイツ
- 開発:Mechanical Head Studios
- 配信日:2021年1月26日配信
- 価格:Nintendo Switch版は1980円[税込]、プレイステーション5版とプレイステーション4版は1998円[税込]
- ジャンル:アクション
- CERO:12歳以上対象
- 備考:ダウンロード専売 Xbox One版はYacht Club Gamesより2021年1月26日配信