2019年4月6日、7日の2日間、ベルサール秋葉原ではインディーゲームの展示イベントTOKYO SANDBOX 2019が開催されている。Palladium Softの『Ballistic Craft』がプレイアブル出展されていた。本稿ではその体験リポートをお届けしていく。

『Ballistic Craft』は『カスタムロボ』シリーズにインスパイアされた、ショットを自由にカスタムできるシューティング【TOKYO SANDBOX 2019】_01

自分の攻撃を自由にカスタマイズできる対戦型アクションSTG

 本作は1対1の対戦型アクションシューティングで、障害物のあるステージを移動しながら敵にショットを当てて戦うタイプのゲームだ。特筆すべきは、ショットを自由に自分で編集できてしまうというところ。さらに、オンライン対戦まで対応させてしまうという、かなり夢のあるタイトルとなっている。

 作者の八橋フォヌカポウ氏は『カスタムロボ』シリーズの大ファンで、「ショットを自由にカスタムできるゲームがあればおもしろいのでは」という発想がきっかけとなり、開発が始まったタイトルなのだという。

 まずはコンピューターとの対戦を遊ばせてもらったが、思わず興奮してしまうほど動きが滑らかで、かなりのハイクオリティーだった。また、ジャンプやダッシュなどを組み合わせて動かすとかなりスピーディーな試合展開になり、白熱した駆け引きも生まれそうだ。

『Ballistic Craft』は『カスタムロボ』シリーズにインスパイアされた、ショットを自由にカスタムできるシューティング【TOKYO SANDBOX 2019】_02
『Ballistic Craft』は『カスタムロボ』シリーズにインスパイアされた、ショットを自由にカスタムできるシューティング【TOKYO SANDBOX 2019】_03
さまざまな軌道や速さで飛んでくる弾に翻弄されつつ、地形を活かして戦っていく。

 続いてショットのカスタマイズ部分を触らせてもらったが、カスタム画面はかなり分かりやすく作られていて、ある程度触っていればすぐに勝手が分かるような印象を受けた。このインターフェイスまわりも八橋氏がこだわっているポイントのひとつで、ユーザーが理解しやすいように何度も作り直した部分だという。カスタムはショットの弾の速さや軌道、数などを設定できるが、カスタムしたショットはオンライン対戦でもしっかりと使えるため、威力の設定はできず、カスタムのコスト制限を設けてバランスをとっているそうだ。

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軌道や速さの他にも弾の色なども細かく設定することができる。作ったショットは試し打ちができ、作りながらすぐに確認することも可能だった。

 ほかにも、オフラインモードが搭載され、こちらは全60ステージが用意されるそう。オフラインのステージではクリアーするごとにデフォルトで作られているショットが手に入る。このデフォルトショットもカスタム可能なので、さらに自分好みの形に変更することもできる。

 開発期間は現在約2年がかけられ制作されていたが、2019年内の発売を目指して開発中だ。

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