2019年1月24~28日まで台湾で行われた、台北ゲームショウ 2019。1月27日のバンダイナムコエンターテインメントブースでは、『ジージェネ』シリーズ最新作として発売が待たれる『SDガンダム ジージェネレーション クロスレイズ』のスペシャルステージが行われた。開発スタッフに加え、声優の保志総一朗さん、田中理恵さんが登場して大いに盛り上がった、その模様をリポートする。
期待に胸を膨らませた観客たちがステージ前を埋め尽くした中、まずは本作のプロデューサーの塚中健介氏、開発ディレクターの宮城嘉樹氏が登場。それぞれの挨拶に拍手が沸き起こる。そして――。
「それでも、守りたい世界があるんだ!」と、演じたキラ・ヤマトの名台詞が場内に響いた直後に保志総一朗さんが登場すると、来場者からは「うおおお!」という男性からの野太い歓声が沸き起こる。
続いて「思いだけでも、力だけでもダメなのです」と、こちらもラクス・クラインの名台詞を披露して、田中理恵さんが登場すると、女性ファンの「キャーー!」という黄色い歓声が響いた。
[2019年1月31日午後1時30分]一部表記間違いがありましたので、修正させていただきました。お詫びして訂正します。
『新機動戦記ガンダムW』シリーズ、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ、機動戦士ガンダム00』シリーズ、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』シリーズと、4つガンダム世界が交錯する本作。『ジージェネ』シリーズは、収録作の物語をなぞって楽しむ原作追体験型と、異なる作品世界が入り乱れるブレイク型とがあるが、本作は前者の原作追体験型の最新作だと塚中氏は説明。
そして参戦作品一覧がスクリーンに映し出されると、ゲストのふたりは「めちゃくちゃありますね!」と興奮した様子。その後の説明を引き継いた宮城氏は、「それぞれの『ガンダム』の世界観、テーマ性を、戦闘だけではなく、キャラクターが泣いたり笑ったりするドラマチックな部分も味わいながら、『ジージェネ』らしい開発を楽しんでもらえます」と、本作の魅力を説明した。
シリーズの醍醐味のひとつである育成・開発についても抜かりはなく、パイロットの育成、機体育成、そして機体開発は健在。とくにユニットの開発設計に関しては「『SEED』シリーズは宇宙世紀に負けず劣らずの機体バリエーションがあります」(宮城氏)と、多くの機体バリエーションを用意していることを想像させた。
すでに行ったというボイス収録について「ここでしか聞けないセリフを聞いてほしい」(保志さん)、「ラクスはTVシリーズではモビルスーツに乗らないのですが、ゲーム上ではパイロットになれるので、収録したセリフを楽しんでいただけたらと思います」(田中さん)とコメント。
続いては、ゲストが開発中のデモ版を実演プレイ! 保志さんがコントローラーを握ると田中さんは「キラ、がんばってくださいね」と劇中さながらの掛け合い。当然来場者たちは大盛り上がりだ。
ゲームがスタートすると、どうやらステージは『SEED』の世界な様子。ただし、鉄華団の強襲装甲艦イサリビがあるなど、『ジージェネ』ならではの光景にゲストは目を丸くしていた。アスランの乗るジャスティスガンダムの攻撃→キラの乗るフリーダムガンダムでトドメというゲームプレイを見せると、またまた会場は湧きまくり。保志さんも思わず「戦闘シーンの3Dの質感が進化していてカッコいいですね!」コメントするほど、圧巻の演出となっていた。
そして、ゲストのふたりがキラとラクス以外のキャラクターを演じていることも明らかに。保志さんは『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』に登場するカナード・パルスを、田中さんは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のミーア・キャンベル、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のメリビット・ステープルトン役を演じていることが発表されると、またまた会場からは歓声が湧き上がった。
違う役を演じたことについては、「カナードはキラとは性格や演技が真逆なので、混ざらないように2日に分けて収録をしました」(保志さん)、「メリビットさんは今回初参戦なので、どんな演出になるか楽しみです」(田中さん)と、感想を述べていた。
なお、ステージの模様は以下で視聴が可能。細かな部分まで気になる人は、ぜひチェックしよう。