ネクソンが提供するPC用オンラインRPG『テイルズウィーバー』は、今年でサービスインから14周年を迎え、さまざまなアニバーサリーイベントを展開。その一環として、2018年5月19日にオフラインイベント“テイルズウィーバー音楽祭2018”が開催された。
司会進行はイベントMCやナレーターとして活躍するタレントの野口菜菜さんと、『テイルズウィーバー』大好き声優・村井理沙子さんが担当。さらにGMのネフニル氏も登壇し、さまざまな新情報を発表した。
今年は『テイルズウィーバー』激動の年!? 怒涛の新情報ラッシュ!
まずはイベント内のアップデート紹介コーナーで発表された、2018年のアップデート内容についてお伝えしていこう。
Episode3~共鳴~、ついに完結
長らく気になる展開が続いてきたメインストーリーEpisode3が、ついに完結を迎える。画像の通り、Chapter6ではシベリンとイスピンが、完結編のChapter7ではマキシミンとジョシュアが、それぞれフォーカスされる。
Chapter6はイスピンのシークレットチャプターをプレイしておくとより楽しめるとのことだ。また、Chapter7の画像の後ろにうっすらと気になる人物の姿が見えているが、『テイルズウィーバー』の原作を知っている人ならその意味が分かるのでは、とのこと。
新ダンジョンコンテンツ“忘却の地下墓地”登場
新ダンジョン“忘却の地下墓地(仮称)”が、対象レベル290以上という過去最高難度で実装される。とある魔術師によってケルティカの地下に封印されていたという本ダンジョンは、Episode3・Chapter7のストーリーにも少し関わっている。
ダンジョンの作りとしては、既存の“封印された宮殿”のように、各部屋のボスを倒して進行していくタイプになる予定とのこと。ソロモードもいっしょに2018年8月29日に実装予定だ。
新プレイアブルキャラクター“リーチェ”実装
2015年に実装された“ノクターン”以来、3年ぶりとなる新プレイアブルキャラクター“リーチェ”が登場する。
すでにNPCとしてブルーコーラルで見かけているプレイヤーも多いかと思われる彼女。特徴的な新システムとともに、プレイヤーキャラクターとして活躍することになる。
リーチェ最大の特徴は、“アナローズモード”と“悪の武具モード”という、ふたつのモードを適宜切り替えていく戦闘スタイルだ。
支援に特化したアナローズモードと攻撃に特化した悪の武具モードを使いこなすのは非常に忙しいとのこと。これまでのプレイアブルキャラクターの中でも、かなりテクニカルな部類に入るようだ。
さらに、リーチェには、スキルを使用すると一定確率で溜まる“不調和”を消費して放つ、強力な“暴走スキル”も用意されている。
ふたつのモードの使い分けに加えて、不調和をより効率よく溜める必要も出てくるが、使いこなせればかなり強力なキャラクターになりそうだ。
スキルの成長(マスタリーシステム)についても、リーチェには新しいシステムが導入される。スキルひとつひとつに、個別でマスタリーを設定し、カスタマイズできるのだ。
『魔法陣グルグル』タイアップの詳細が明らかに!
2018年5月23日から開催されると告知済みのテレビアニメ『魔法陣グルグル』とのタイアップについて、詳細が公開された。さまざまなタイアップをしてきた『テイルズウィーバー』でも初となる、ギャグタッチ作品とのコラボレーションということで、内容も斬新なものとなっている。
タイアップには討伐系のイベントも用意されており、上記のものも含めて、さまざまな方法でイベントアイテム“リン”などの報酬を集められる。
中でもとくに斬新なのが“キタキタおやじ”討伐イベントだ。フィールドボスとして出現する『魔法陣グルグル』きってのギャグキャラ・キタキタおやじは、攻撃はまったくしてこないで、ひたすらキタキタ踊りを踊り続けるのだという。
Episode4始動!
2018年にEpisode3が完結するとともに、“Episode4~黄金の時代~”が2018年冬には始動する予定。まだ舞台などは不明だが、ストーリーも人気の本作だけに期待は高まるばかりだ。
『テイルズウィーバーM』の新PVを公開!
前の発表からしばらく続報がなかった『テイルズウィーバー』モバイル版について、最新のPVが上映された。
PV内では印象的なひと言とともに各種のシーンが展開。FULL MMORPG=PC版と遜色ないグラフィックのフィールドを移動、ORIGINAL STORY=イベント、HIGH SPEED ACTION PLAY=ド派手な戦闘と、モバイル版も見せ場は多い。
さらに、“NEW MOBILE GAME CONTENTS”としてモバイル版独自のコンテンツを匂わせる戦闘シーンが映ったほか、“CUTE COSTUME”としてキャラクターの着せ替え要素も登場。PC版の没案として公開されていたルシアン、ボリス、イスピン、ティチエル、マキシミン、ナヤトレイ、シベリン、ミラの衣装などもあるようだ。
ネフニル氏によると詳細はまだ未定のようだが、開発が大きく進んでいることは間違いなさそうだ。さらなる続報に期待してほしい。
ライブやクイズで大盛り上がり! 会場の熱気は終始絶えず
新情報の発表以外のステージイベントでも見どころは多かった。イベントのオープニングを飾ったプレミアライブでは、女性ジャズカルテット“Two Hats”と、クラシックユニット“LUKIA”が登場。『テイルズウィーバー』の名曲にアレンジを交えつつも、ゲームの雰囲気はそのままに演奏してくれた。
曲目は“Reminiscence”から始まり、“Third Run”や“Hardboiled rhapsody”、“Second Run”などなど、いずれもプレイヤー人気の高い曲ばかり。さらに“空の橋”エリアで2018年3月に実装されたばかりの新曲“この約束が始まった季節”も演奏された。
楽曲もまた大きな魅力である本作のよさを再実感させてくれる素晴らしいライブとなった。
ライブと新情報発表を終えた後のイベント第2部はクイズコーナー。GMネフニル氏が制作した〇×クイズに観客席のプレイヤー全員が挑戦し、5問連続で正解できた人数次第で、全プレイヤーへの配布報酬のランクが決まるという。
かなり意地悪なクイズが立ち塞がるも、最初の5問でのチャレンジで108人が残るという快挙が達成され、最高ランクの報酬が配布されることとなった。
クイズコーナー後はプレゼント抽選会。中身がランダムのお楽しみ袋のほか、開発者のイラスト&サイン色紙や『テイルズウィーバー』推奨ゲーミングPCなどの賞品が当選者に贈呈された。
会場全体が番号発表のたびに大きく反応するなど、盛り上がりが絶えないのも印象的だった。
こうしたイベントステージの時間だけでなく、合間の休憩時間にも、会場内のホワイエに用意された各種ブースは盛況。こちらでも、積極的に挨拶を交わしたり談話で盛り上がったりする、プレイヤーたちの熱気が感じ取れた。
14周年を迎えてなお新展開を続ける『テイルズウィーバー』。今回のオフラインイベントでは、新情報を受け止めるプレイヤー側の盛り上がりも直に感じられた。今後への期待はさらに高まるばかりだ。
直近の『魔法陣グルグル』タイアップから始まり、この春から夏にかけて1ヵ月ごとに大きなアップデートが連続で実装されることとなる。プレイヤーの皆さんには続報をしっかりチェックしてもらいつつ、広がり続ける世界をぜひ堪能してもらいたい。