2016年に、セガゲームスよりダウンロード専用ソフトとして配信された『初音ミク プロジェクト ディーヴァ フューチャートーン』。『初音ミク プロジェクト ディーヴァ』シリーズの決定版とも言える同作は、練り上げられたシステム、ハイクオリティーなグラフィック、他の追随を許さないボリュームなどで好評を博した。
そんな『初音ミク プロジェクト ディーヴァ フューチャートーン』に新たな要素(※)を追加したパッケージ版『初音ミク プロジェクト ディーヴァ フューチャートーン DX』が、2017年11月22日にいよいよ発売される。
※ダウンロード版を持っているユーザーは、2017年12月に配信予定の追加コンテンツ(有料)を購入することで、この新規要素を楽しめます。
では、同作のどんなところがスゴイのか、具体的に4つのポイントを紹介しよう。
その1 とにかく配慮の行き届いたリズムゲームが楽しい
同作では、初心者もベテランも楽しめるように、じつに細かいところまで配慮が行き届いている。
- 歌のメインのメロディーに沿ってボタンを押すシステムのため、リズムが取りやすく爽快
- メロディアイコンは〇や△などの形をしているため、押すべきボタンがすぐわかる(なお、アイコン表示のカスタマイズも可能)
- 最大4種類の難易度を用意(EASY、NORMAL、HARD、EXTREME)。さらに、一部の楽曲はEXTRA EXTREMEも選べる
- 各楽曲について、任意の部分から練習できる“プラクティス”モードを用意。たとえば、楽曲後半の難しい部分だけをくり返し練習することも可能
- 同時押しなどの操作をサポートする、初心者向けのガイド機能を実装
- ボタンの細かいカスタマイズが可能で、自分に合った操作方法でプレイできる
“リズムゲームを楽しむ”という、ゲームにとっていちばん大切なことを支える機能が、とにかく充実している。この盤石なシステムのおかげで、何度くり返して遊んでも楽しい!
その2 魅力的な映像が、リズムゲームを邪魔しないどころか引き立てる
プレイ中に流れる映像(PV)も、本作の見どころのひとつ。その内容もさまざまで、初音ミクを始めとするキャラクターがダンスを披露するPVもあれば、歌詞の内容に合わせたドラマが展開するPVもある。これらのPVは、見ていて楽しいだけでなく、ときにリズムゲームの譜面とリンクする。
こういった演出が、よりリズムゲームに没入させてくれる。また、映像だけでなく、歌詞の内容とリンクする譜面もあり、そういった開発陣のこだわりを探すのも楽しい。
その3 全部で238の楽曲と、396着のコスチュームを収録するという大盤振る舞い
『初音ミク プロジェクト ディーヴァ フューチャートーン DX』は、とにかく、ボリュームがすごい。全部で238の楽曲と、396着ものモジュール(コスチューム)が収録されている。通常版の価格は7990円[税抜]でこのボリュームは、オトクすぎて「えっ、こんなに入ってていいの?」と正直戸惑うレベル。
楽曲は、2007年に歌声合成ソフトウェア『初音ミク』が誕生してから現在にいたるまでの人気曲や話題曲を収録。収録曲をひと通りプレイすれば、初音ミクの歴史がだいたいわかるといっても過言ではない。楽曲のジャンルもさまざまで、ポップス、ロック、ジャズから、ヨーデルっぽいものまであったりして、「ミクさんはこんな曲まで歌えるのか」と、その幅の広さに感心するばかり。そんなミクさんたちのお召しものであるモジュール(コスチューム)も種類豊富で、「こんな服まで着こなせるのか」と、これまた幅の広さに感心する。
なお、『初音ミク プロジェクト ディーヴァ フューチャートーン DX』には、新たなリズムゲーム楽曲として、DECO*27氏の人気曲『ゴーストルール』と、米津玄師名義での活動でも知られるハチ氏が、4年ぶりに作ったVOCALOID楽曲『砂の惑星 feat.初音ミク』が収録される。『ゴーストルール』に合わせてデザインされたモジュール“GHOST”(Designed by 八三)と、初音ミク10周年記念モジュール“セレブレーション”(Designed by 島崎麻里)も新収録だ。
その4 “PVフォト”機能のおかげで撮影がさらにはかどる
各楽曲のPVは、いつでも鑑賞が可能。そして鑑賞中は、△ボタンを押すことで画面を撮影できるのだが、その画面撮影をより楽しむための機能が追加された。
・縦長や正方形の画像が撮影可能に!
本作より、撮影する画像の比率やサイズを選べるように。従来の“16:9”のほか、SNSへの投稿にピッタリの“1:1”や、縦長サイズの“9:16”、フィルムカメラ等で採用されている“3:2”で撮影可能。撮影した画像は、PS4のライブラリーに保存される。
・豊富なスタンプでPVをデコろう
キャラクターや楽曲のロゴ、さまざまな色のフレーム、ハートやフキダシなどの形のスタンプを、画面内に配置できるように。スタンプのサイズや透明度、角度などを調整して、世界に1枚だけの画像を作ろう。プレイヤーのセンスが試される!
このPVフォト機能は、自分ひとりでストイックに楽しむのももちろんいいが、他プレイヤーの創意工夫に触れるのも間違いなく楽しい。ぜひゲーム発売後は、SNSに撮影した画像を投稿して、みんなで楽しんでほしい。