誌面よりも写真多めでファミ通.comに再録!

『Caligula -カリギュラ-』主題歌ユニット“RePLiCA”の中村繪里子さん、新田恵海さん、大坪由佳さんインタビュー_12

 “見てはいけないものほど見たくなる、してはいけないことほどしたくなる”という、“カリギュラ効果”をタイトルに冠した、次代の学園ジュブナイルRPG『Caligula -カリギュラ-』。さまざまな現代病やトラウマを抱え、仮想世界“メビウス”に逃げ込んだ主人公たち帰宅部のメンバーが、現実世界への帰還を目指して戦う姿を描く。

 週刊ファミ通2016年4月21日号(2016年4月7日発売)では、ひと癖もふた癖もある楽士を演じたほか、スペシャルユニットを組んで本作の主題歌『idolatry -アイドラトリィ-』を歌う声優の中村繪里子さん、新田恵海さん、大坪由佳さんにインタビューを実施。本作の見どころなどを語ってもらったのだが、誌面に掲載しきれなかった写真を追加して、ファミ通.comに再録する。

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※“RePLiCA”個別インタビュー第1弾 新田恵海さん
※“RePLiCA”個別インタビュー第2弾 中村繪里子さん
※“RePLiCA”個別インタビュー第3弾 大坪由佳さん

『Caligula -カリギュラ-』主題歌ユニット“RePLiCA”の中村繪里子さん、新田恵海さん、大坪由佳さんインタビュー_06
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■中村繪里子(文中は中村)
11月19日生まれ。神奈川県出身。代表作は、『アイドルマスター』シリーズ(天海春香役)など。今年放送の『霊剣山 星屑たちの宴』(玲役)や『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG』(風郎太役)にも出演。
■ミレイ
傲慢でワガママな性格の悪女。マリンリゾートで、取り巻きの男たちと悠々自適に暮らす。音楽の才能にも長けており、美しい容姿と相まってファンは多い。
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■新田恵海(文中は新田)
12月10日生まれ。長野県出身。人気作品『ラブライブ!』(高坂穂乃果役)のメンバーとして、アニメやゲームだけではなく、ライブなどで活躍。
■スイートP
“ゆめかわいい”を信条とした服装を身にまとう、メビウスいちのファッションリーダー兼楽士。少女趣味な楽曲は、一部の女性層に熱狂的な人気を誇っている。
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■大坪由佳(文中は大坪)
6月11日生まれ。千葉県出身。『ゆるゆり』(歳納京子役)でデビュー後、『Wake Up, Girls! 』(岩崎志保役)など、数々の作品で活躍している。
■ソーン
主人公たちの前に突然姿を現すことの多い、神出鬼没の少女。その正体は、μに楽曲を提供する最古参のクリエイターで、曲者揃いの楽士をまとめるリーダー。

本作の登場人物は見た目と中身のギャップがすごい!

──『Caligula -カリギュラ-』というタイトルについて、どんなイメージをお持ちですか?

新田 言っちゃっていいですか? 私はいろいろな意味で“ヤバい作品”だと思いました。

中村 私はそこに、“新しい”という言葉をつけ加えて“新しいヤバい作品”という印象です。

大坪 私はちょっと、怖いなって思いました。

──ヤバい、新しい、怖い作品だと(笑)。

大坪 イラストが繊細なので、萌えられるゲームなのかなと思っていたのですが、深みがものすごくて……。圧倒されちゃいました。

中村 萌えることを、最近は“ブヒる”と言うじゃないですか? 本作に関しては、「簡単にブヒれると思うなよ?」って感じで(笑)。

新田 登場人物たちの見た目がかわいいので、全員フィギュア化されたら部屋に並べたいと思いますが、登場人物たちのことを知ってしまうと、実際に並べにくいですよね(苦笑)。

中村 もし並べている人がいたら、「あ、ゲームをプレイしていないんだ!」って、すぐにわかっちゃうよね(笑)。

──それくらいインパクトのあるキャラクターになっていると。では、本作の見どころは?

中村 ……ヤバいところです(笑)

新田 そうですね(笑)。本当に、見たままではないというところがいちばんの見どころですし、皆さんの予想を裏切ると思います。キャラクターごとに、見てはいけないポイントが用意されていて……。見てはいけないんですけど、そこが見どころになっています

──まさに、カリギュラ効果が味わえると。

大坪 あと、聴きどころになりますが、私は上田麗奈ちゃんが演じる“μ”に注目してほしいです。本作では、楽士の歌が戦闘シーンなどで流れるのですが、曲ごとに楽士たちの個性が出ていて、とてもステキで。本作を予約しないと、楽士たちの曲が収録されたCDが手に入らないので、ぜひ予約してください!

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本作をプレイする際は強い覚悟が不可欠!?

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──本作では、著名なコンポーザーさんたちが楽士たちの楽曲を手掛けていますが、楽曲を聴いた感想はいかがでしたか?

大坪 それぞれの楽士のキャラクターを活かした楽曲になっています。曲を聴いているうちに歌詞が染み込んできて、どういう気持ちで対峙しているのか、現実世界ではなく仮想世界で、どんな想いで生きているのか、ということがすごく伝わると思います。

新田 ただ、覚悟はしておいたほうがいいですね。精神的なダメージが大きいので(苦笑)

中村 ものすごくエネルギーを消費するよね。

大坪 でも本来、人の内面に触れるということは、それくらいエネルギーを使ったり、覚悟が必要だったりすることだと思います。

──プレイヤーに強い覚悟がないとダメージを受けてしまうわけですね。演じられたキャラクターのどこを見てほしいですか?

新田 私の演じるスイートPちゃんは、とにかくかわいらしさを追求して演じました。ただ、それがものすごくいきすぎていて、とても胡散臭いキャラクターだと思います。その胡散臭さをぜひ愛してほしいですし、皆さんの心がえぐられるのが楽しみです(笑)

──必ず、心がえぐられるんですね(笑)。

中村 ミレイちゃんは、ある意味ですごく素直な子だと思います。人前で自分を取り繕うことをせず、ありのままの姿でぶつかることができて。アバターなのにすごく人間っぽいですが、プレイしていただけると、そのあたりの理由がわかってもらえるのではないかと

大坪 ソーンは楽士たちのリーダーなんですが、いい意味で自分にしか興味がなくて。自分のことをいちばんに優先すべきであるとわかったうえで、楽士たちをまとめています。ですから、メンバーたちと信頼関係で結ばれているというより、頭を使ってうまくまとめている、指揮者のような存在ですね。それと、μともっとも近い距離にいるので、本作の物語のカギを握るキャラクターだと思います。

初めての共演で主題歌を担当

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──皆さんが本格的に共演されるのは、本作が初めてとうかがいました。

中村 じつはそうなんです。おふたりとニアミスすることはありましたが、同じ作品の中で、同じような立場のキャラクターを演じて、いっしょにインタビューに答えるというのは、初めての体験になりますね。

新田 ゲームやライブなどでのニアミスはありましたが、確かになかったですね。

──本作では、皆さんで主題歌を歌われていますが、これも初めてのことなのですか?

大坪 いっしょに歌うこと自体が初めてだったので、とても楽しみでしたね。

新田 完成がすごく楽しみだったよね。

中村 私も楽しみでしたが、不安もあって。

──どんなところが不安だったんですか?

中村 今回は、3人が別々に収録して音を合わせています。それで、私が最初に収録したのですが、ふたりがどんな風にキャラクターを具現化してきて、それに対して、私はちゃんと応えられるだろうか? という、自分自身への不安があったんです……。最終的には、ふたりならうまく合わせてくれるだろうと、気持ちを切り換えて収録に臨みました。

新田 しかも今回は、キャラクターの設定が複雑でしたからね。私たちが演じて、でもそのキャラクターたちには裏の顔もあって。何重にも演じている状態なので、どの部分に寄せて歌うのか迷いましたが、私もおふたりならきっと大丈夫だろう、って(笑)。

大坪 初めていっしょに歌いましたが、知った仲なので、信頼感はありましたよね(笑)。私は最後に収録したのですが、3人でのサビなどがすごくキレイにまとまっていて、多くの人に聴いてもらいたいなと思いました。

新田 完成した曲を私も聴きましたが、3人の息が合っていて、それぞれの個性も出ている感じが絶妙でいいと思いました。

中村 歌ってすごいんだなって、改めて思いましたね。私たちが演じたキャラクターは、個性が違いますし、それぞれ大きな問題を抱えているのに、同じ歌を歌うと、ちゃんとひとつになることができるんだなって。

──主題歌を聴くのが楽しみですね!

新田 主題歌は、とてもいい感じに仕上がっていると思います。まだ、主題歌と映像を合わせたものを見ていないのですが、それを見るのが非常に楽しみで(笑)。

中村 私たち自身、主題歌を聴いて、こういう風になったんだという発見があったので、ファンの方も楽しんでもらえると思います。

“カリギュラ”が体験できる!? スペシャルイベントを開催

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──本作は、バーチャルアイドルが歌を歌う作品です。3人は、アイドルにとって、“歌”とはどのような存在だと思いますか?

新田 アイドルは、ステージ上で輝いている姿がすごく印象的だと思います。そして、それを伝える最適な手段が歌なんじゃないかと思います。歌を通して、思いだったり、がんばっている姿をファンに伝えられるので。

中村 歌は、アイドルであるための必要条件であり、アイドルにとって存在価値そのものなのかなと思います。もちろん、歌だけではアイドルとして成立しませんが、歌がないアイドルというのは考えられませんから。

大坪 自分の個性を出すのに、歌が最初なのか、アイドル性が最初なのか、わからなくなるくらい、歌がその人の顔になりますよね。ただ、自分のことをよく知らない人には、まずは歌で自分の個性を伝えると思うので、アイドルにとって歌とは武器だと思います。

新田 本作で私たちが演じている、楽士と呼ばれるキャラクターたちは、歌うことではなく、歌を作ることで自己表現をしています。歌うアイドルと意味合いは違うかもしれませんが、歌を通して自分の存在理由を表現するという意味では、同じなのかもしれません

中村 歌でなければ、表現できないですね。

──なるほど。皆さんも主題歌で、キャラクターの個性を表現しているわけですね。

中村 そうなりますね!

──さらに、本作の予約特典には、皆さんが出演するスペシャルイベントの応募券が付いてくるそうですが、こちらのイベントへの意気込みを教えてください!

中村 本作をプレイして聴いていただいた楽曲を、イベントでも楽しんでもらいたいです。

新田 ゲームをプレイしてくれたファンの皆さんが集まるイベントということで、すごく楽しみにしています。今回、ゲームの発売前ということで、明かせなかったネタがありますが、イベントでお話しできたらいいな

大坪 作品のカッコいいところは、ちゃんと気を引き締めて進行しますが、そのほかの部分では、私たちの裏話や作品とかけ離れた明るい話題で、トークをできたらいいよね。

中村 インタビューを受けるときに、写真をたくさん撮影したもらったじゃない? そのオフショットをイベント限定で、ファンの方に見てもらうのもいいかも!(笑)

新田 それもある意味、“カリギュラ”ですからね(笑)。私たちの見ちゃいけない、見せてはいけない部分を見せるイベントにして……

──(笑)。本作にうってつけですね。

新田 イベントで何をやるのかは、今後決まっていきますが、いずれにせよ“カリギュラ”をフィーチャーした内容にしたいですね。

中村 私たち自身、どうなるか非常に楽しみなイベントです。イベントの参加は、本作の予約特典で抽選に申し込めるので、まずは予約して、最後までクリアーして、イベントに備えておいてもらえるとうれしいです。

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Caligula -カリギュラ-
メーカー フリュー
対応機種 PSVPlayStation Vita
発売日 2016年6月23日発売予定
価格 6980円[税抜](7538円[税込])
ジャンル RPG
備考 ダウンロード版は6389円[税抜](6900円[税込]) シナリオ:里見直、キャラクターデザイン:おぐち、サウンド:増子津可燦、開発:アクリア