ハードウェアのブラッシュアップを継続し、ソフトウェア開発体制を充実

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、プレイステーション4(PS4)用のバーチャルリアリティ(VR)システムの開発名称“Project Morpheus”の正式名称を“PlayStation VR”に決定したことを発表した。

 以下、リリースより。


 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、「プレイステーション4」(PS4)の魅力を高め、ゲーム体験をさらに豊かにするバーチャルリアリティ(VR)システムの商品名称を「PlayStation VR(プレイステーションヴィーアール)」(以下、PS VR)に決定いたしました。

【動画追加】Project Morpheusの正式名称が“PlayStation VR”に決定!【SCEJAカンファレンス2015】_03

 PS VRは、PS4とPlayStation Cameraとを組み合わせることで、様々なコンテンツを気軽にお楽しみいただける「プレイステーション」ならではのVRシステムとして、2014年3月に発表して以来、数多くのゲーム開発者の皆様およびユーザーの皆様からご期待の声を頂戴しています。

 「『PlayStation VR』は、ゲームの仮想世界の中に入り込んだかのような、没入感を超えたまったく新しい体験をプレイステーションからお届けすることをストレートに表現し、ユーザーの皆様に親しみをもってお楽しみいただきたいという気持ちを込めた名称です。今後もハードウェアにあらゆる面から磨きをかけながら、ソフトウェアタイトルの開発においてもソフトウェア各社様およびSCEワールドワイド・スタジオと協力をして、VRならではのコンテンツを提供してまいります。」(エグゼクティブバイスプレジデント兼 PSプロダクト事業部事業部長兼 ソフトウェア設計部門部門長伊藤雅康)

 PS VR本体のVRヘッドセットを頭部に被ると、迫力のある3D空間がプレイヤーを取り囲み、頭部の動きや位置にあわせて映像が360度全方向にリアルタイムに変化しつつ、SCE独自開発の3Dオーディオ技術により、仮想空間内の音響も連動して変化します。さらに、ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)やPlayStation Moveモーションコントローラーを用いることで、仮想空間内を探検する、仮想キャラクターと交流を図るなど、自らアクションを起こしゲームの世界の中に自身が存在しているかのような感覚を楽しむことができます。

 これらのPS VRの特長を活かした幅広いジャンルのコンテンツは、ソフトウェアメーカー各社様およびSCEワールドワイド・スタジオにて開発が進行しており、SCEは「東京ゲームショウ2015」(9月17日(木)~20日(日)千葉県幕張メッセ)をはじめ世界各地でユーザーの皆様に体験いただける場を提供してまいります。

 SCEは、PS VRの開発をさらに進めるとともにその魅力を高め、VR市場の創造に貢献してまいります。

<PlayStation®VRの主な仕様>
商品名称:PlayStation VR(プレイステーションヴィーアール)
構成:プロセッサーユニット、VRヘッドセット
ディスプレイ方式:OLED
ディスプレイサイズ:5.7インチ
ディスプレイ解像度:1920×RGB×1080(左右の目それぞれに960×RGB×1080の映像を表示)
リフレッシュレート:120Hz、90Hz
視野角:約100度
搭載センサー:加速度センサー、ジャイロセンサー
接続I/F:HDMI + USB
機能:3Dオーディオ、ソーシャルスクリーン
※開発中のものであり、デザインおよび仕様は変更される可能性があります。

VRの裾野を広げることがいちばんの目標――PlayStation VR開発に携わるSCE EVP伊藤雅康氏インタビュー【TGS2015】_03
【動画追加】Project Morpheusの正式名称が“PlayStation VR”に決定!【SCEJAカンファレンス2015】_02

PlayStation VR コンセプト映像