シーズン4第1位"SUZAKU23"インタビュー

 スマートフォンの人気アプリ『ガンダムコンクエスト』。2015年4月8日からはシーズン5がスタートし、ますます盛り上がりを見せている。今回は特別企画として、シーズン4で戦果ランキング第1位を獲得したプレイヤー"SUZAKU23"氏にインタビューを実施。シーズン3に引き続き1位を獲得した"SUZAKU23"氏の素顔に迫る。

『ガンダムコンクエスト』特別企画シーズン4第1位プレイヤーインタビュー_02
シーズン3で第1位、続いてシーズン4でも第1位を獲得した人物。

――シーズン4、見事1位獲得おめでとうございます! シーズン3に引き続き2連覇となりましたね。

SUZAKU23 ありがとうございます。個人的には、「長かった」のひと言ですね(汗)。前回のインタビューでも言いましたが、やはり1位を維持するのはプレッシャーがものすごいかかるんです。2月末~3月にはシーズン3が終わるだろうと思っていたので……。

――確かに、おもいのほか長かったような気もしました(笑)。さて、シーズン3で1位になり一躍有名プレイヤーとなりましたが、ゲーム中で何かしらの変化はあったのでしょうか?

SUZAKU23 どうでしょう。シーズン2から1桁ランクに入りましたが、それに比べると各所での露出は増えたかと思います。ゲーム中(戦争中)は、複数のプレイヤーから一斉攻撃をいただいたり、攻撃の的になることは大幅に増えましたね。またメールで、編成やスキルの相談をいただくことも増えました。こちらに関しては、別のコミュニケーションツールを使用し順次回答をさせていただいております。それ以外に関しては、同盟員や周りのプレイヤーからはいつもイジられているので、あまり変わらないかもしれません(笑)。

――やはり1位というのは目立ちますからね。実際、シーズン4の戦いを振り返っていかがでしたか?

SUZAKU23 シーズン4は、ゲームが始まって以来、勢力人数のバランスがいちばんよかったと思います。どの勢力も万遍なく人がいて、強い同盟やプレイヤーもある程度バラけていましたし。

――たしかに、どこかの勢力だけ人数が少なかったりするケースがありましたが、シーズン4はどことぶつかっても接戦でしたね。続いて、シーズン4で印象に残っていることは何かありますか?

SUZAKU23 いろいろ強い同盟と戦ったことが印象に残っています。やはり連携力の強い同盟には、個人ではどうにもできないということを痛感しました。当方の基地も何度も燃えていますが、中でも"新生ジオン"さんの連携力は凄かったですね……。進軍するにも、足場を複数で攻められたり、気づいたら基地の周りには、敵戦艦で覆われていまし。そこから64アラートがきて、すぐさま基地は炎上しました(泣)。そのときは、"帰ってきた燃やし隊"の皆様とも連携されていたようですが、こんなに一斉攻撃がきたらどうにもできません。その後、「このような連携を指示できる盟主は凄いな」と思い、称賛メールを送ろうと思ったのですが、盟主は戦域にいませんでした(苦笑)。逆に盟主がいなくても、同盟員どうしでこれだけ連携できることは凄いことですね。ちなみに、私の基地が炎上した後、別の1桁の方が集中攻撃を受け炎上していました。

『ガンダムコンクエスト』特別企画シーズン4第1位プレイヤーインタビュー_03

――強い人でも、一斉攻撃を受ければさすがに耐えられないと。連携は重要ですね。続いてお伺いしますが、シーズン4で登場した新機体や新パイロットで「これは!」というものはありましたか?

SUZAKU23 シーズン4の新登場機体で、最初にインパクトを受けたのは、∀ガンダムです。特殊兵装の"ナノスキン装甲"で毎ターン自動回復するというのが新しくて、編成に新たな道ができたように感じました。しかし、シーズン3のダブルオーガンダムほどの強烈なインパクトがある機体はなかったので、その点は少し残念に思いました。

『ガンダムコンクエスト』特別企画シーズン4第1位プレイヤーインタビュー_01
毎ターン終了時にHPが回復するナノスキン装甲が特徴。。非常に高い継戦能力を持ち、装甲を高めて装甲盾として使われることが多い。

――確かに、シーズン4で装甲盾が台頭したイメージがあります。つぎに、シーズン4の戦いで、意識したことは?

SUZAKU23 シーズン4は、連覇しようと決めておりましたので、以下を意識してゲームに臨みました。シーズンが始まってまずすることは、各勢力の人数比率を把握することです。先ほど言ったとおり、シーズン4は各勢力の人数比率が安定していたと思います。そのため、どこの勢力と当たっても、安定して戦えたんです。

――確かに、人数や戦力に大きな差があると、どちらか一方が圧倒しがちです。

SUZAKU23 そうなんです。そのつぎに考えることは、"どのようなプロセスで戦果を獲得するか"です。限られたユニット数の中で、なるべく多く戦果を稼ぐためには、工夫をしなければいけません。ユニットとパイロットにはENやスタミナがあるので、攻撃を仕掛けるには回数に限りがあります。ただ、防衛する場合に関してはその限りではありません。そこで、いかに防衛側に回れるのかがポイントとなりました。

――防衛する場合は、ENも消費しないですしね。

SUZAKU23 実は私、防衛ランキングも1位だったんです。私の戦果の多くは防衛で獲得しているんですが、ここにフォーカスを当てられた方は少なかったと思います。とはいえ、プレイヤーによっては、攻撃が得意、防衛が得意、ユニット編成によって立ち回りは異なりますので、自身のプレイスタイルを見出すことが大事だと思います。シーズン4に関しては、通常での人数が圧倒的に多かった点、木馬(ホワイトベース)の開放により移動時間の大幅な短縮が可能となり、各重要拠点まで到着できる様になったことがポイントになりました。これにより、防衛と奪取の2軸をベースに立ち回ったんです。当方においては、以前のインタビューでもお話させていただきましたが、拠点、エース、対人のすべてをやります。目的が決まっているので、後は少しずつ立ち回りやユニットに修正を加えていきました。

――ひとえに防衛といっても、1部隊で何部隊も追い返せるような強力な部隊がないとまるで稼げないので、簡単にはマネできないと思います。続いての質問ですが、シーズン4で印象に残っているプレイヤーがいれば教えてください。

SUZAKU23 前回のインタビュー企画で"三大武将"をお伝えさせていただきました。今回は、推薦も含めたガンダムコンクスト『七人の侍』と呼んでいる方々を発表させていただききたいと思います。プレイスタイルや発言も非常に紳士の方々です。

(1)同盟:ズッゴグいい~ ユーザー名:ショーシャ666
彼もつねに上位ランカーで、私よりも強いプレイヤーのひとりです。戦域も資源が許す限りでは、精鋭に出続けプレイされておりました。また古参同盟の盟主でもあり、いまでも存続されているのは、盟主としての人柄や器があるのだと思います。三大武将である、HIRO-K氏が多忙により以前よりアクティブに動けないこともあり、現在三大武将の後釜にいちばん近い方かもしれません。

(2)同盟:やかん隊 ユーザー名:puripuri
彼はランカーからも強いと評判で、人柄も非常に温厚な方です。敵になったら非常に嫌なプレイヤーですね。

(3)同盟:最前線24時 プレイヤーネーム:あさ
彼は、私と最前線24時を立ち上げたプレイヤーでもあり
パートナーの一人です。同盟のため日々奮闘しております。

(4)同盟:独立遊撃隊 プレイヤーネーム:青い亡霊
彼はまさに亡霊。倒れても倒れてもユニットが出てくる亡者。彼と対人した方も多いと思います。ぜひ倍返しでご対応いただきたい。

(5)同盟:ニュータイプ部隊 プレイヤーネーム:kazuF105C
'レイ戒'氏を師匠と仰ぐ彼は、とてつもない強さです。
月曜日氏率いる対人特化の同盟だけに、ユニットが洗練されています。
今後の活躍に期待しております。

(6)同盟:エゥーゴ艦隊 プレイヤーネーム:snowDL
ランカー会では言わずと知れた、強プレイヤーですね。編成もとても上手で、個人的に尊敬しているプレイヤーのひとりです。

(7)同盟:Athena~☆ プレイヤーネーム:ミグ
通称、"ランカー狩りのミグ"。上位プレイヤーとの対人をこよなく愛すプレイヤーです。
戦場で会ったら逃げることはできないでしょう……(泣)。プラド氏からの熱い推薦です。

――ここに上がったメンバーは、敵として出会った場合は要注意人物でもあるわけですよね(笑)。

SUZAKU23 そうですね(笑)。ただ、どの方も非常に強いので、戦ってログを取れば、とても勉強になると思います。また、“新世代のエース"として、紺碧の将棋同好会のAGT1022氏、歌姫の艦のlealeia氏、hoihoiok氏、最前線24時ののだめ氏などに注目しております。

――いまから始めようと思っている方や、ガッツリではないけど遊んでいるというライトユーザーに対して、何かアドバイスはありますか。

SUZAKU23  私も、彼らも当然の様にLv1からスタートして現在にいたります。本ゲームにおいて、「強くなりたい」と思うユーザーは多くいると思います。一概に"強さ"と言っても難しいですが、お勧めしたいのは"師"を作ることです。私もオレオさんから学んだように、自分の尊敬するプレイヤーが身近にいるのであれば、ぜひ彼らからいろいろ学んでみてください。戦場で対戦して、編成などに感動したり、完膚なきまでに負けたときなど、ぜひコミュニケーションを取って交流を増やしてみてください。いろいろとおもしろい発見があると思います。最近ではブログも増え、色々参考になる記事も多いのでチェックしてみて下さい。お勧めのブログはやかん氏孫一氏のブログがとても参考になっています。また、上位同盟に所属する古参のプレイヤーの方々は、ぜひ新たに同盟を立ち上げるべきだと思います。仲間とともに一から同盟を立ち上げ、上位同盟に上りつめるまでの楽しみや、それを維持する苦悩など、モチベーションが上がると思います。上位同盟に所属するメリットも大きいですが、ぜひ『ガンダムコンクエスト』に新たな風を吹き込んでいただきたいと思います。

――現在シーズン5が展開中ですが、今後本作に望むことはありますか?

SUZAKU23 そうですね。今期に関しては、通常戦と精鋭の区別がなくなっているので、対人戦をあまり得意としていないプレイヤーには、比較的きびしい環境になっていると思います。本作では、対人以外にもいろいろな楽しみ方があると思いますので、戦争に関してはもう少し調整がほしいですね。また、勢力の人数バランスがアンバランスになっているので、勢力移動に関しては早めの実現を望みます。移動に関しては、戦果やDPの支払いなどハードルが上がってしまうと、移動があまり起こらず人数が変わらない可能性もあるのでこちらについても、ぜひご検討いただきたいと思います。

――現状は、パープルの人数はかなり少なく感じますね。

SUZAKU23  そうなんです。各勢力なるべく同じくらいの人数になると戦いも盛り上がりますからね。ほかにも、新規プレイヤーが参入し易いようにもっと気軽にプレイできる環境をご検討いただきたいと思います。PvP(プレイヤー対プレイヤー)のゲームにも関わらず、満足のいく対人機体の獲得が非常に難しいんですよね。そして最後になりますが、ぜひ小隊戦をバージョンアップしてほしいです。小隊戦は周りのプレイヤーからも非常に人気ですし、とても楽しいです。アクションの様に、部屋を作りたいです。人数も、5対5で重要を取り合うようものができるとおもしろいかもしれません。本ゲームは、非常におもしろいゲームであるからこそ、プレイしているユーザーの皆さんの意見を汲んで改修いただければ幸いです。

――今後のSUZAKU23氏のゲーム内での目的は?

SUZAKU23 今季は新たに仲間たちと同盟を立上げました。私も周りも勢力を一周し、やり切りましたので、今季はマッタリ遊びたいと思います。『ガンコン』にマッタリがあるのかどうかは、微妙ですが……(笑)。純粋に対人を楽しみたかったので、最初はアクアに所属していましたが、現在は人数が少ないと言われているパープルに勢力移動して楽しんでおります。個人的にはオレオさんに続く2連覇もでき、目標は達成いたしました。今後は新たなルーキーの方々に、新時代を切り拓いて頂きたいと思っております。次回はぜひ1位の方と対談したいと思います。