4億円を調達したクラウドファンディングが再開

 サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングプラットフォーム“Makuake”は、comceptが開発する横スクロールアクションゲーム『Mighty No.9』を日本語でフルボイス化するためのプロジェクト“日本でも本格始動!!稲船敬二の新作アクションゲーム『Mighty No.9』”を本日2014年7月7日より開始した。

稲船敬二氏の新作アクションゲーム『Mighty No.9』の日本語フルボイス化プロジェクトが始動_02

 本プロジェクトは、2013年10月に米国大手クラウドファンディングプラットフォーム“KickStarter”で約4億円を調達した『Mighty No.9』プロジェクトを実行した際、決済システムや言語などの理由で、日本から支援することのできなかった人々が多くいたことを受け、日本のユーザーにこのゲームを届けたいという稲船氏の想いから実現した。

 『Mighty No.9』を日本語でフルボイス化するための目標金額は1000万円。本プロジェクトの支援者は、自身の支援金額に応じて『Mighty No.9』のダウンロード権だけでなく、β版へのアーリーアクセス権などを得ることができる。なお、同時に海外向けにcomceptのサイト上でも同様のクラウドファンディングプロジェクトが実施されている。

 『Mighty No.9』は稲船敬二氏率いるcomceptと、数々の名作アクションゲームに関わってきた豪華なクリエイター陣が制作を手掛けており、開発は横スクロールアクションに定評のあるインティ・クリエイツが担当している。

 本作は“ユーザーと共に作り上げるコンテンツ”をひとつのコンセプトとし、実際にユーザーの意見がゲームにダイレクトに反映される。“Makuake”では、今後もこのような新しく価値のある取り組みを応援し、各業界の発展や活性化につながるような支援を続けていく方針だ。

※“日本でも本格始動!!稲船敬二の新作アクションゲーム『Mighty No.9』”プロジェクト特設ページはコチラ

稲船敬二氏の新作アクションゲーム『Mighty No.9』の日本語フルボイス化プロジェクトが始動_01
▲プロジェクトページ。

■稲船敬二氏/comcept
 もっとも著名なゲームクリエイターの一人である稲船敬二氏は、カプコンのクリエイターとして1987年に発売された『ロックマン』をはじめ30以上の同シリーズの企画、開発に携わったほか『鬼武者』や『デッドライジング』など多くのシリーズを生み出しました。その後2010年に株式会社comceptを設立しCEO・コンセプターとして『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』などを手掛けました。本作においてもコンセプト、キャラクターデザイン、プロデュースに至るまでを手掛ける稲船敬二氏は、あらゆる意味で本プロジェクトの“顔”となるリーダーです。

■會津卓也氏/インティ・クリエイツ
 會津氏はインティ・クリエイツCEOであり、本作には開発チームのプロデューサーとして参加。これまで『ロックマンゼロ1~4』『ロックマン9~10』といった多くのロックマンシリーズにプロデューサー、プログラマーとして携わった経験をもち、横スクロールアクションの醍醐味を踏まえながら、さらにユニークなアプローチで画期的なゲームを創り上げていきます。

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