家庭用ゲームやオンラインを中心に開発人員も積極採用の予定

 株式会社カプコンは、大阪本社周辺において新たに2棟の研究開発ビルの建設に着手したことを発表した。以下、リリースより。


カプコン、開発体制の強化のため新たな研究開発ビル2棟を建設
~ 業容の拡大を図るべく、家庭用ゲームやオンラインを中心に開発人員を積極採用~

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株式会社カプコンは、大阪本社周辺において新たに2棟の研究開発ビルの建設に着手しましたのでお知らせいたします。
昨今のゲーム市場は、多彩なネットワーク機能を搭載した次世代機の登場により、従来のパッケージ販売からダウンロード販売への移行が進み、収益構造やビジネスモデルの転換が加速しています。また、スマートフォンの普及などによるソーシャルゲームの増勢により、ユーザー層の裾野が広がり、全体の市場規模は拡大しています。
このような状況下、当社は、経営資源を重点部門や成長分野に投入するなど、選択と集中による機動的な経営展開を推し進めています。今回、新研究開発ビルの建設により、開発部門を集約し開発の「機動力」や「統制力」を高めることで、開発体制の効率化を推し進めてまいります。また、開発技術・ノウハウの蓄積による品質向上や開発費を抑制するべく、内作比率の向上に努め、新卒を中心に毎年約100名の開発人員を採用し2021年度末までに2,500名の開発陣容となる予定です。従来の家庭用ゲーム開発に加え、成長性の高いモバイルコンテンツやPCオンライン開発の増強により、競争力の優位性を確保してまいります。
両研究開発ビルには、モーションキャプチャー室や効果音を作成・収録する録音スタジオ、100名以上の収容が可能な多目的スペースを設置するなど、最新設備を導入する予定です。また、大規模な地震対策のため免震構造を採用するほか、南北の壁面に凹凸のある外装を施すことで西日を遮蔽し空調負荷を軽減するなど、環境にも配慮した開発ビルとなります。
当社は、新たな研究開発ビルの建設により、より一層、卓越したゲーム開発力を遺憾なく発揮し、オリジナリティ溢れるゲームタイトルを創造し続け、ユーザーの皆様のご期待に応えてまいります。

カプコンが新たに2棟の研究開発ビルの建設を発表_02

【研究開発ビルS棟(仮称) 概要】
1.所在地 大阪市中央区内淡路町3丁目5番
2.敷地面積 454.90平方メートル(137坪)
3.延床面積 2,054.38平方メートル(621坪)
4.建物構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
5.階数 地上8階 地下1階
6.着工年月 2013年5月
7.竣工年月 2015年1月(予定)
8.投資額 約25億円

カプコンが新たに2棟の研究開発ビルの建設を発表_01

【研究開発ビルN棟(仮称)概要】
1.所在地 大阪市中央区内平野町3丁目24番
2.敷地面積 1,332.30平方メートル(403坪)
3.延床面積 10,972.87平方メートル(3,319坪)
4.建物構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
5.階数 地上16階 地下2階
6.着工年月 2014年4月
7.竣工年月 2016年2月(予定)
8.投資額 約55億円