新宿・池袋・秋葉原・有楽町・渋谷……プレイステーション4のロンチの模様をお届け
2014年2月22日、ソニー・コンピュータエンタテインメントの新世代機プレイステーション4がついに発売。ここでは、都内の発売日当日の模様をお届けしよう。
秋葉原ヨドバシカメラマルチメディアAkibaでは午前7時の段階で150人近い行列が
真冬の真っ盛り……ということで、さすがに肌寒い2月の早朝。こんな寒さにもめげず、午前5時半のヨドバシカメラマルチメディアAkibaには、早くもプレイステーション4を求める行列が。ヨドバシカメラマルチメディアAkibaでは、予約した人と当日フリーで購入する人の列を分けており、それぞれ20人ずつくらいの列ができていた。予約をしている先頭の人は、前日の午後3時から並んでいるとのこと。「いち早く購入したくて並びました」のだとか。プレイステーション4では、リモートプレイに期待しているという。並んでいる方にプレイステーション4で魅力に感じている点を聞いてみると、“グラフィック”、“オンライン”、“スペック”など、お答えはさまざま。いずれにせよ皆さん、プレイステーション4で遊ぶのを楽しみにしている様子。
ヨドバシカメラマルチメディアAkibaでは、午前6時30分から、カウントダウンイベントが開始。司会役の女性が対応ゲームの紹介をするなど、会場を盛り上げていた。時間が経つにつれ徐々に人が増えていき、開店直前の午前7時の開店直前の段階では、予約した人の列は100人、予約していない人の列は50人くらいになっていた。
そして、午前7時直前からカウントダウンがスタート。午前7時と同時にお客さんが店内に誘導され、待ちに待ったプレイステーション4が、ひとりひとりに手渡されていった。皆さんうれしそうな様子。午前7時以降もお客さんは続々と訪れ、列はなかなか途切れることがなかった。どうやら予約した人は、開店の午前7時前後にお店に訪れるケースが相当多かった模様。
ちなみに、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaの鈴木さんにお話を聞いてみると、「土日はまだまだ在庫はありますよ」とのことだ。
最後に、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaに訪れていたソニー・コンピュータエンタテインメントの代表取締役社長兼CEOのアンドリュー・ハウス氏にコメントをいただくことができたので、お届けしよう。
「日本のお客様にたいへんおまたせをしてしまいました。いよいよすばらしい新ハードが発売されます。新たなゲーム体験を一生懸命提供したいと思っていますので、楽しみにしていてください。今回、皆さん早くから並んでいただきましたが、貴重な時間をとってくださってありがとうございます。プレイステーション4に対する愛情を改めて実感します。我々としても、その愛に応えなければいけないという責任を感じますし、ぜひともさらなるいいゲームを出していきたいです」
有楽町ビックカメラ有楽町店には、SCEJA・河野氏も来訪
1階の店頭に特設コーナーを設けていたビックカメラ有楽町店。販売開始前は、それほど長い列ではなかったが、午前7時の販売開始直前から次第に列が伸び始め、60人以上のユーザーが行列を作っていた。また、まだまだ寒い時期ということもあり、販売を待っている人たちには、PS4のオリジナルタオルマフラーとカイロが配られていた。
そのビックカメラ有楽町店では、午前7時の販売開始を前に、店頭でカウントダウンイベントが開催された。PS4にちなんで、4分前から映像が流れ、「ゼロ」の掛け声とともに一斉にタオルマフラーを回し、日本での発売をみんなで喜んでいたぞ。
ビックカメラ有楽町店では、販売開始されてからのほうが、むしろ列が延びていったのが印象的だった。
こちらでPS4を最初に購入したのは、千葉県から来たという20歳の大学生。日本で発売が遅れたことについて「日本人はゲームを買わないので仕方ないですね。ゲームを買えと(笑)。並んだのも、実際に店頭で実物を手にしたかったからです」と話してくれた。ちなみに、同時に購入したソフトは『バトルフィールド4』で、ほかには『メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ』などにも期待しているとのこと。さらに、何人かのPS4購入者にお話を聞いたところ、やはりローンチでの人気タイトルは『龍が如く 維新!』と『KILLZONE SHADOW FALL(キルゾーン シャドーフォール)』が2強だった。
ビックカメラ有楽町店には、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデントの河野弘氏が視察に訪れていた。最後にコメントをいただいたので紹介しよう。
「PS4は、グラフィックや処理能力については正統進化していますが、ローンチにむけてはただそれだけを伝えるだけでは不十分だろうと苦心しました。いよいよ日本でも発売になって、世界中でお客様がお買い上げになれる状態になりましたので、これから必要なものは、どうやって“広がり感”を出していくかということですね。まずは、いわゆるコア中のコアのゲームファンの方に買っていただいて、そこからの広がりをどう出せるか。新しいゲームユーザー、ゲームファンをどう獲得していくか。それがこれからの課題だと思います」
池袋ビックカメラ池袋本店ではジワジワと列が伸び、オープン時には80人強に
2月14日に降り積もった雪が、まだちらほらと道路の端や建物の陰に寄せられて残っている。そんな厳しい寒さの中、始発の電車に乗ってビックカメラ池袋本店まで行ってきました。記者が現地に到着したのは、まだ薄暗い午前6時。ビックカメラ池袋本店では午前7時からの受け渡しに向けて急ピッチで売り場作りが行われている真っ最中だった。この時点で待機列に並んでいたのは15人ほどだったが、7時に近付くにつれて列は伸びてゆき、オープン時には80人強に。客層はおもに社会人が多く、学生やカップルの姿も見受けられた。
並んでいた人たちにPS4の魅力について聞いたところ、「SHARE機能によって、ゲーム映像の配信など、いままでグレーゾーンになっていた部分を明確に楽しめそう」、「気軽にSHAREできるから、ひとりだけというよりみんなで楽しんでいるという感覚になりそう」、「美麗なグラフィックと処理速度に期待!」といった答えが。SHARE機能については、「ブロードキャストは、ちょっと様子見です(笑)」という人も多く、興味はあるけど、おっかなびっくり、という感じでした。午前8時の時点では、当日販売分はまだ在庫に余裕あり。
新宿ヨドバシカメラ西口本店には熱心なゲームファンが集結
新宿の大手家電量販店のヨドバシカメラ西口本店のゲーム・ホビー館では、午前7時から予約分の引き渡し、当日販売が行われた。オープン時の行列は約50人。客層はおもに学生、社会人の人が多く、いち早くPS4を手に入れて新世代のゲームを体験すべく、足早に帰路についていたのが印象的。本体と同時に購入していたソフトでは『龍が如く 維新!』や『KILLZONE SHADOW FALL(キルゾーン シャドーフォール)』、周辺機器では縦置きスタンドが売れていたようだ。オープン1時間後の午前8時の時点では、まだ当日分の在庫は余裕あり。
新宿ビッグカメラ新宿西口店にも発売を待つ列が
ビッグカメラ新宿西口店でも、午前7時より予約分の受け渡しおよび当日販売を開始。開店前には、予約済み、当日販売分を合わせ、約40人の列ができていた。7時を過ぎるとさらに続々と人が現れ、プレイステーション4を購入していった。
ビッグカメラ新宿西口店では、アンケートに答えた人を対象に抽選会が行われるというお楽しみ企画も行われた。なお、プレイステーション4用のコントローラーを一等賞でもらえるなど、盛りだくさんの景品が用意されていた。
プレイステーション4を購入したお客さんたちはみんな、心躍る様子で帰宅。さっそくゲームをプレイするのだろう。
ちなみに、お客さんにどんなソフトを購入するか聞いたところ、『龍が如く 維新!』、『KILLZONE SHADOW FALL(キルゾーン シャドーフォール)』、『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』、『バトルフィールド4』、などが人気だった。
渋谷SHIBUYA TSUTAYAでもプレイステーション4は人気
渋谷の行列のメッカと言えばこちら! のSHIBUYA TSUTAYAは午前6時半からプレイステーション4の販売を開始。開店直前には70人くらいの列が。ちなみに、列の先頭の方は、午前5時40分くらいから並んでいたとのこと。午後6時半を迎えるや、お客さんはゲーム売り場の地下2階に誘導され、カウントダウンイベントがスタート。うれしそうな顔で、プレイステーション4本体を購入していく姿が印象的だった。ちなみに、ソフトでは『龍が如く 維新!』や『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』などが人気だった。縦置きスタンドを購入する人の姿も目立った。