次世代感満点! やっぱり『deep down』はスゴかった!

 2013年9月19日より開催中の“東京ゲームショウ2013”。ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアブースで実施された、“一遊入魂”『deep down』ステージの模様をリポート。
【2013年9月27日17時20分追記:小野義徳氏の肩書きに誤りがあったため修正しました。読者、並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び致します】

 “一遊入魂”は、注目の最新作を、実機プレイを交えて紹介していくステージだ。初日の一番手には、カプコンのプレイステーション4用タイトル『deep down』ステージが実施された。
 ナビゲート役として登場したのは、エグゼクティブプロデューサーの小野義徳氏と、プロデューサーの杉浦一徳氏。今回初公開となるトレーラーが上映された後、実機プレイが披露された。

『deep down』圧巻のマルチプレイに観客釘付け!! “一遊入魂”ステージ【TGS2013】_03
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▲小野義徳氏(写真左)と杉浦一徳氏(写真右)。

シングルプレイで“自動生成ダンジョン”の楽しさを確認

 まずは小手調べ(?)のシングルプレイから披露された。2パターンからキャラクターを選び、20種ほどの中からスキルを選択して、プレイスタート。ただし、これはTGS出展バージョンということで、製品版では、キャラクターもスキルも、もっともっと多くのバリエーションが用意されるとのこと。

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▲今回は鎧と槍を身につけたタイプのキャラクターを選択。
▲アクションが苦手な人向けの“カジュアルモード”は、プレイヤーがオンオフを任意に選択可能。
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▲画面中央にある、獏のような石像。これは、プレイヤーの自室にあるもので、石像に触れて“過去をリーディングする”と、ダンジョンへと飛ばされるのだそうだ。
▲操作方法はシンプル。アクションゲームに慣れた人なら、マニュアルを読まなくても遊べそう?

 『deep down』の特徴のひとつに、ダンジョンが自動生成されるという点がある。今回の実機プレイでも、その場で生成されたダンジョンを進んでいく、いわばぶっつけ本番の形となった。自動生成というと、単調なダンジョンになるのでは……? と想像しがちだが、実際にプレイを見てみると、絶妙なポイントでトラップ(矢を放つ石像や、床が崩れて下に落とされるなど)が仕掛けられており、気の抜けない構造となっていた。運がよければ、宝箱が満載のダンジョンになったり、逆に運が悪ければワナだらけで散々なダンジョンになったり……といった感じになりそう。
 道中の敵とのバトルでは、弱点の目を突いて大ダメージを与えたり、足を突いて転ばせたり、と部位を狙った攻撃の効果が実演された。このあたりからも、単純なハック&スラッシュだけではないことがうかがえる。

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▲小野氏は、「今回はやけに暗いダンジョンをひいちゃいましたね」と苦笑い。それも、始めてみるまでわからない自動生成のダンジョンおもしろさ!?
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▲ダンジョン内で“メメント”というアイテムを集めると、ストーリーに関連した台詞が表示され、そこからストーリーの謎が明かされるのだという。いままでにないストーリーテリングで、ほかのプレイヤーとの情報交換が盛り上がりそうだ。

世界初公開の実機マルチプレイ!

 続いて、お待ちかねのマルチプレイ実演に。今回は4人でとある敵に立ち向かう様子が披露されたが、すでにふたりが戦闘しているところに、あとからふたりが合流することに。
 後発組が、お互いに攻撃したり、ふざけながら進んでいくと、なにやら大きな地響きが……。さらに道を進んでいくと、バックヤードでプレイ中の先発組ふたりからが悲鳴が上がり、直後、曲がり角の向こうから猛烈な炎が!!

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 角を曲がった向こうには、巨大なドラゴンが!

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 間断なく、猛烈な炎ブレスを吐いて攻撃してくるドラゴン。対するプレイヤーは、近づくこともままならず、魔法で対抗していく。ここで驚くのが、たとえば炎ブレスに対して竜巻の魔法を使うと、炎が竜巻に散らされていく様子がはっきり見て取れること。小野氏によると、炎はアニメーションとして処理しているのではなく、粒子として計算して描写しているそうで、だからこそ、魔法などで干渉することができるわけだ。
 じりじりとした膠着戦の中で、とっておきの魔法として、“時を止める魔法”も披露された。これは、魔法を使用したプレイヤー以外のすべての時間が止まるという、じつに中二心をくすぐるもの。時を止めている最中に炎を放つ魔法を使うと、魔法が発動した直後、炎が空中で止まるという様子も披露されたが、これがまたカッコイイ! 画面上部に表示されているタイマーが一周すると、ふたたび時が動き出し、止まっていた魔法が敵めがけて飛んでいくのだが、これまたカッコイイ!! こうした、いかにもな次世代感を演出するギミックは、さすがカプコン、といったところだ。

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 最後に杉浦氏は、「カプコンの技術、ノウハウ、経験を集約した大きなタイトルとして、育てていきたいと思っています。これからも、ぜひ注目していてください」とコメント。小野氏は、「チームスタッフの尽力もあって、よく今日に間に合ったな、というのが正直なところです(笑)。マルチプレイについては、近いうちに、皆さんに触っていただける機会を設けたいと思っていますので、楽しみにしていてください」と語り、ステージを締めくくった。

 なお、東京ゲームショウ会場で試遊している模様は、なんとPS4の“SHARE”機能を使って、Ustreamで配信されている(→【コチラ】)。会場に行けない人は、ぜひチェックしてみてほしい。

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 また、このステージの最後に、「ソニーハードファンの方に、とっておきのうれしいお知らせを持ってきました」(小野氏)との前振りとともに、プレイステーション Vita用『モンスターハンター フロンティアG』の映像も公開された。詳細は【【動画追記】『モンスターハンター フロンティアG』がPS Vitaで登場決定!【TGS2013】】】をチェックしてほしい。


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deep down
メーカー カプコン
対応機種 PS4プレイステーション4
発売日 発売日未定
価格 価格未定
ジャンル 記憶を読み取るRPG(リーディングRPG)