皆さんに安心していただけたと思います

『モンスターハンター4』辻本Pと藤岡Dに気になるアレコレを直撃!【TGS2012】_01
辻本プロデューサー(左)
藤岡ディレクター(右)

 2012年9月20日から開催されている東京ゲームショウ2012(一般公開は22日、23日)。その会場で、プレイアブル出展されて大盛況の『モンスターハンター4』について、辻本良三プロデューサーと藤岡要ディレクターにお話を聞いた。

──まずは、TGS出展バージョンをプレイした人たちの反応、また、おふたりの手応えを聞かせてください。
藤岡 皆さん気持ちよく遊んでいただいたようで、いい反応を頂けています。ありがたいですね。シリーズをプレイしている人も多かったでしょうが、ジャンプなども含めて新しい『モンハン』に、違和感なくすんなり入れているな、という感じでよかったです。
辻本 一番よかったのは、皆さんに安心していただけたんじゃないかな、という点ですね。新しい試みをたくさん入れているので、実際に触っていただいて、これまでの『モンスターハンター』とどう違うのか? 感触を味わってもらい、そしていろんな方からいい感想をもらえています。ジャンプ攻撃も、皆さんスグに使えるようになっていて。丁寧に説明してくれているアテンドスタッフにも感謝ですね。

──段差を越えるのも、これまでのイメージでは「よっこいしょ」という感じでしたが、『MH4』では比較的高い段差でもヒョイヒョイ越えて行けますよね。
藤岡 そこも「すごく気持ちいい」と言っていただいているポイントですね。最初に自分で作って触った時も、「このくらいのレスポンスなら気持ちいいな」と思ったのですが、作ってよかったですね。これができたことで、フィールドに思い切って段差も作りやすくなりましたし。
辻本 以前からお話しているんですが、今回の『モンスターハンター』は、フィールドに立った時に”立ち止まって景色を見たい”ではなく、”走り回りたい”と思っていただけることを目指しています。それを象徴する要素のひとつですね。
藤岡 ほかには、壁なんかも軽快に登れるようになっているんですよ。
──登るのがすごく速いですよね。
藤岡 慣れると狩りにも利用できるようになってくるので、狩りが立体的になってすごく楽しいですよ。
辻本 シチュエーションとして頻出するものではないですが、例えば壁を登ってるときに攻撃してきたケチャワチャをバコーンと叩き落としたり。これがメチャメチャ気持ちいいんですよ。「俺がやった!」みたいな感じで(笑)
藤岡 モンスターが壁に張り付いているときもあるので、そういう時もピューっと近づいていって攻撃すると、ボトーンって壁から落ちたりね(笑)。チャンスがあるときに狙えるようになっています。ぜひ試してみて欲しいです。

──狩りといえばちなみに、今回のプレイアブルバージョン。恒例となった開発陣からの挑戦状的なクエストは?
藤岡 ティガレックス討伐クエストですね(笑)。
辻本 クリアー状況は初日は1人、二日目は2人、だったかな。僕もテストでプレイしましたが、クリアーまでに10回以上やりました(笑)。

──プレイアブルバージョンでは、すべての武器が選べるというのも嬉しいですよね。
辻本 どうしても操虫棍に注目が集まりがちですが、他の武器もいろいろ変わっているので、ぜひ試してみてほしいですね。
藤岡 フィールドの起伏やジャンプといった要素も合わさって、感触がけっこう変わっています。本当はジックリ遊んでいただきたいんですけど、なるべく多くの人にということで制限時間が15分。申し訳ないですけど、ご理解いただければと。

──今回のTGSでは、発売時期が2013年3月ということも発表されましたが、非常に早いな、という印象です。
辻本 そう言っていただけると嬉しいですね。
藤岡 最初からそこを目標に作っていましたので。なるべく早くリリースしたいなと。
──制作は順調と。
藤岡 そうですね、佳境中の佳境です(笑)。アクションの部分もだいぶ固まってきましたし。
辻本 遊び込める要素もすごくたくさん用意していますよ。
──なるほど。発売は3月の何日ですか?
一同 ……。
藤岡 操虫棍が使用率も高くて人気なんですよ。これがおもしろい武器でして……
辻本 ”虫”だけに、その質問は”無視”ってことで(笑)

──地方の方や会場に来られない方、プレイしたいという人はまだまだたくさんいらっしゃると思うのですが、体験会などの予定は?
藤岡 もちろん考えています。
辻本 なるべく多くの方に体験していただきたいですからね。
藤岡 発売間際まで何かしらの機会を設けたいなと思っています。
──体験版の予定などはありますか?
藤岡 操虫棍がですね
辻本 あれはホントいい武器だよねえ(笑)

──もうひとつの新発表、イャンクックの復活も大きな話題になっています。
藤岡 すこし寝かせすぎた感じですが(笑)、今回地形やアクションが大きく変わることもあって、復活モンスターはいろいろ出しやすい状況になっています。人気のあるモンスターはやっぱりチャンスがあれば出してあげたいですよね。
辻本 本当にファンの皆さんに支えられているモンスターですので、一般日初日の今日(22日)に発表させていただきました。

──となると明日のステージも注目ですよね? 今日はクック……。
辻本 明日もクック。
藤岡 クッククックで(笑)。
辻本 とかいいながら何か言いだすかもしれませんが、それはわかりません(笑)。
──明日もお楽しみに、ということで(笑)
辻本 生中継もありますので、よろしくお願いします。
藤岡 何か持って帰ってもらいたい、というのは常に思っていますので。